Aroma＆Stone　Spa　FRANGIPANI　

スキンケアというと、肌の美しさを気にする人だけが気にすることだと思いがちですが
皮膚も、身体にとって、大事な部分なんです。

皮膚は、私達の身体を、外の世界から守るバリアの役割をしています。
皮膚は、「生命活動を守る‘袋‘」ともいえる、重要な器官です。

さらに、例えば、顔色が悪かったり、ブツブツがたくさんあったり、カサカサしていたりすると、
不健康な感じがします。

誰でも憧れるのが、透き通ったように透明感があって、赤ちゃんの肌のように柔らかく、
キメの整った肌。
皮膚自身の持つ見た目や、触ったときの感触は、
人の美しさや健康を表現する上で重要な要素となっています。

つまり、皮膚は、「強く美しいバリア」でなくてはいけないのです。

この、強さと美しさは、保湿にかかわる
・ 水分保持機能（皮膚内部からの水分を捕まえる働き）
・ 脂質分泌機能（捕まえた水分の蒸散を防ぐ働き）
・ 代謝機能（皮膚を健やかに保つための様々な働き）
という機能がバランスよく働くことで維持されます。

しかし、私達の皮膚は常に様々な刺激にさらされています。
化粧品、紫外線、乾燥、ストレスによる皮脂分泌の過多・・・・

身体には、自分で恒常性を保とうとする力、自然治癒力が備わっていると言われており、
鍛えれば、この能力は高まるとも言われていますが、限界もあります。
過保護になり過ぎない程度に、これらの刺激から皮膚を保護する習慣が必要です。

そこで、肌の機能を乱す要因に対して、

１． 肌を守る
２． 清潔にする
３． うるおいを保つ
４． 働きを整える

という４つの視点から、皮膚の機能とそのバランスをサポートすることが、スキンケアの役目なのです。

その鍵を握るのが、
・ ダブル洗顔
・ ダブル保湿
です。

次回は、ダブル洗顔について、お話したいと思います。

＜参考文献＞
「心を癒すスキンケアの化学」島上和則　中央書院　平成１７年
「美肌&抗老化のためのベストスキンケア」　宇山侊男　フレグランスジャーナル社　平成１８年